セムナン教会の略史 セムナン教会は1887年9月27日火曜日の夕方、アンダウッド(H. G. Underwood)
宣敎師の主宰の下で韓国最初の長老敎の組織教会として誕生した。即ち、ソウルジョン洞のある韓屋で洗礼教徒14名が参席し、アンダウッド牧師が一人に洗礼を授け二人の長老を選任して、韓国で初めて基督教の組織を完成した。教会設立の初期にはアンダウッドの私邸の母屋である"ー"字型の韓屋を礼拝堂として使用し、聖徒の数が急増するに連れて現在のシティー銀行ビル(慶熙宮の向かえ)の所に礼拝堂を新築し、後の1910年5月に現在の場所へ煉瓦造の礼拝堂を新築移転した。
セムナン教会は外にはソウルと京畿道に枝教会を設立し、
母教会としての役割を果しながら内的にも骨組みを組んで来た。
1904年セムナン教会出身のソン・スンミョン長老が將立され、
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セムナン教会を代表とし活動するとともに、堂会活動も活潑になった。
1910年以後韓国最初の7人の牧師の中の一人であるソ・ギョンジョ牧師をドンサ
牧師として迎え入れ教会の內的な整備が活潑に推進されて来た。
1920年にはセムナンの執事、長老を経たチャ・ジェミョン牧師が初めて
韓国人担任牧師として 視務しながら勉勵会と聖歌隊を整備する等セムナン
教会が更に組織的に発展を成し遂げた。しかし、
1944年に新しく赴任したキム・ヨンジュ牧師を中心に終戦を向かえ教会再建
と復興に專念したセムナン教会は6・25戰爭の中、
担任牧師が北に拉致される痛ましい事件に遭遇した。
1955年12月、4代担任牧師としてガン・シンミョン牧師が赴任し、
内側では教会が復興し、外部では セムナン教会の位相も高くなった。
内側では教会行政と各種の教会組織が整備される傍ら
1967年9月にはアンダウッド記念館が竣工され、
外部では農村奉仕活動と医療宣敎活動及び都市夜学運動等が
活潑に推進された。ガン牧師の赴任の後、教徒の数も大きく増し、
1972年11月現在の教会堂を新築し、1973年に《セムナン教会85年史》を刊行した。
1981年4月、5代担任牧師にキム・ドンイック牧師が赴任し1994年に《セムナン教会100年史》が刊行され、ロシアのウラジオストックに神学校を開校(1996年)、タイに韓ㆍ泰宣敎館献堂(1998年)等海外宣敎が活潑に展開された。2000年9月、6代担任牧師にイ・スヨン牧師が赴任し、セムナン教会敎師敎育院とセムナン教会専門奉仕敎育院設立(2007年)、セムナン教会アカデミ設立(2009年)等、敎育インフラが拡充された。
この様にセムナン教会は創立以後、この地に真っ先に立てられた‘福音の殿堂’として根深い信仰と強烈な宣敎精神、教会連合精神そして民族歴史の発電を担う教会としての使命を果たして来た韓国長老教会の母なる教会である。